これは、毎回 から提出されるテーマに基づき、作家たちが映像でダンスを制作するプロジェクトです。ダンスを考える研究の場であり、かつ、ダンスを作る遊び場です。ここで作家たちは、作品というよりもアイディアを持ち寄ります。完成度ではなく方法の面白さを競い合い、分かち合います。半年ごとにテーマは変わります。テーマは、ひとつに、ダンスの歴史に潜んでいる大いなる力を掘り起こして、その可能性を未来に解き放つという狙いのもとに選びます。またひとつには、これまでほとんど問われずにいた身体のあり方を問い直すためのテーマも用意します。参加する作家は、 が依頼するばかりではなく、プロ・アマを問わず、自由参加の作家たちも含みます。振付家やダンサーだけではなく、美術作家、映像作家、音楽家、小説家、漫画家、ネット上のクリエイターなど、あるいはそれらを志す誰でも参加できる、垣根のない場です。
木村覚(BONUS ファシリテーター代表)