2015/05/16
4/11に第1回のBONUSダンス演習室を開きました。「ニジンスキーの『牧神の午後』の振り付けを用いて映像のダンスを作ってください」というお題で、「りみっくす・おぶ・ふぉーん」という公募を行っております(締め切りは8/31)が、このお題を深く理解し、新鮮なアイディアを発見するために用意した場が、この演習室です。デモンストレイターはAokidくんと望月美里さん。二人に実際に『牧神の午後』を踊ってもらったりしながら、あれこれと考察を進めていきます。
「BONUS ダンス演習室」のリンクはこちら。
『牧神の午後』とは何か? 第1回はまず、その問いから始めました。そして『牧神の午後』を実際に踊ってみて、そこから感じることからスタートしてみよう、ということで「コピー」を最初のテーマとして掲げました。踊ることで『牧神の午後』のエッセンスに迫れるのならば、カラオケで唄うように『牧神の午後』を踊れないか? 三時間の演習の最後に、Aokidくんと望月さんに実際に踊ってもらいました。
参加してくださった方々のアイディアがところどころに散らばっています。これを読んみなさんが、ダンスを作るきっかけにしてもらえたらと思います。
木村覚
Part 1:『牧神の午後』を見て、気になったことを話し合った
9:00からスタートしたこの会、まずは集まったみんなで『牧神の午後』を見た後、気になったことをシェアしていきました。なかでも一番盛り上がった話題は『牧神の午後』独特の二次元性についてでした。
Part 2:『牧神の午後』の音楽を変えてみた
10:30くらいから、ドビュッシーの音楽を消して別の音楽を流したら『牧神の午後』はどうなるのか? を曲を変えながらどんどん試していきました。最初はJohn Lennonの「Woman」、次に大瀧詠一の「幸せな結末」、そして……こんなに変わるものか!
Part 3:『牧神の午後』を踊ってみた
11:20頃から、『牧神の午後』を踊ってみました。鏡のない場所なのでどうしようかと思案して、プロジェクターを駆使したこんな仕組みを作ってみました。この仕組みそのものが、新次元の体験でした。