2016/5/24
「トレース」をめぐって約10年前に手塚夏子さんは「(プライベート)トレース」というアイディアを発案しました。それは日常の人の様子を動画撮影し、その映像を徹底的に緻密にパフォーマーの身体にトレースするというものでした。舞台上のパフォーマーがまるで映像のように見える、、、この奇妙な体験は、当時、驚きをもって迎えられました。とはいえ、手塚さんの発案がその後のダンス・クリエイションの中で継承・更新されぬまま時が過ぎています。トークやワークショップを行い、テクノロジーとダンスが激しくぶつかる「トレース」というアイディアを囲んだイベントを開催いたします。
(フライヤーのテキストを再構成)
第一夜 トーク 三人の試みた「トレース」
- ゲスト
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手塚夏子、川口隆夫、向雲太郎
- 司会
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木村覚
- 日時 2016.9.12 19:20-20:50
- 場所 東京工業大学 蔵前会館 大会議室
- 料金 1000円(定員30名)
- 助成 アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
第二夜(9/13)、第三夜(10/12)は「トレース」を実際にワークショップ参加者に挑戦してもらい、さらに自分流のトレースの発明にも実践してもらいました。(この二日の模様は公開の予定はありません。)